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通信妨害-Communications jamming

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通信妨害 - Wikipedia
http://p202.pctrans.mobile.yahoo-net.jp/fweb/0505AjOUxHVaCJUI/e?_jig_=http%3A%2F%2Fja.wikipedia.org%2Fwiki%2F%25E9%2580%259A%25E4%25BF%25A1%25E5%25A6%25A8%25E5%25AE%25B3&_jig_source_=srch&_jig_keyword_=%96W%8AQ%93d%94g&_jig_xargs_=SKeywords%3D%2596W%258aQ%2593d%2594g%26xargs%3D2&_jig_done_=http%3A%2F%2Fsearch.mobile.yahoo.co.jp%2Fp%2Fsearch%2Fonesearch%2F%3Fsbox%3DSBB%26squery%3D%25E5%25A6%25A8%25E5%25AE%25B3%26p%3D%2596W%258AQ%2593d%2594g&guid=on


通信妨害

電子戦 >電子攻撃 >通信妨害

この項目では、通信信号に対するジャミングについて説明しています。

レーダーに対するジャミングについては「ジャミング」をご覧ください。

他のジャミングについては「ジャム (曖昧さ回避)」をご覧ください。


通信妨害(英語:Communications jamming,COMJAM)とは、無線通信信号に対する妨害(ECM)のこと。

正規の電波通信と同一の周波数または周波数帯の電波を送出し、混信もしくは電波障害を引き起こすことで、正規の通信を妨碍する、もしくは自国民に視聴させたくない放送(主に国際放送)に妨碍をかけることを指す。

レーダーに対する妨碍同様、ジャミングと呼ばれる。

軍事的・政治的に用いられることの多い技術であるが、この項では、公共の場の風紀を守ったり、犯罪を防いだりするための通信機能の抑止装置(携帯電話に対する規制など。ただし、こうした用法は電波法上、厳しく制限されている)についても挙げる。


放送におけるジャミング[編集]

主に政治的理由による。

地下放送(ゲリラ放送)に対する権力側からの妨碍、逆に国営放送に対する反政府勢力からの電波ジャックが行われる。

ラジオ放送が中心だが、テレビジョン放送でもあり得る。


過去[編集]

第二次世界大戦(大東亜戦争)中、アメリカが大日本帝国(日本)向けアメリカの声放送(Voice of America、VOA)をアメリカ本土からの短波放送を実施していた。

これに対して大本営当局はジャミングをかけた。

短波9690kHzには、日本向けRAE(アルゼンチン国営放送)が発信されていたが、台湾(中華民国)が同一周波数で大陸(中華人民共和国)向け中央広播電台を出し、大陸側がこれにジャミングをかけていたため、RAEの受信は非常に困難であった。

韓国のKBS第1ラジオソウル局(中波711kHzと短波3930kHz)には北朝鮮がジャミングをかけていた(短波3930kHzは2007年1月に廃止)。

NHKの国際放送であるNHKワールド・ラジオ日本の朝鮮語放送にも、北朝鮮がジャミングをかけることがあった。

1982年10月から1984年3月まで、ラジオたんぱ(現・ラジオNIKKEI)で放送されていたセクシー・オールナイトには、その内容の強烈さが問題とされたか、海外の一部でジャミングがかけられていた。

この当時、中波の夜間の番組でも、性的にきわどい内容に話が及ぶと、突如どこからかジャミングがかかり、その話が終わるとジャミングが止まることが頻繁にあった。


現在[編集]

中国政府が、BBC、VOA、RFA、RTI等の中国語放送に、中央人民広播電台が京劇音楽などを使ってジャミングを行っている。

にぎやかなこの音楽は、遠距離受信の愛好家の間では火龍(Firedrake)と呼ばれている。

北朝鮮は、韓国向け朝鮮中央テレビ(朝鮮教育文化テレビ)を韓国の第8チャンネルで実施しているが、韓国はこれにジャミングをかけている。

2006年5月5日から民間運営である北朝鮮拉致被害者向けの短波放送「しおかぜ」(5890kHz)に北朝鮮がジャミングを行い始めた。

その後この周波数は廃止され周波数を変更しながら(2011年4月9日現在は、日本国内から第一放送5955kHz 5965kHz 6045kHzのいずれか、第二放送5985kHz 6020kHz 6135kHzのいずれか)送信しているが、いずれもジャミングされている。

また、主に政府認定の拉致被害者向けを目的として「しおかぜ」に遅れて開局された日本政府による短波放送「ふるさとの風」(同朝鮮語放送「イルボネパラム」)各周波についても2012年9月30日現在、ジャミングされ続けている。


民間への技術転用[編集]

「通信機能抑止装置」も参照

コンサートホールや図書館・医療施設などにおいて、騒音等の防止などを目的として「携帯電話に対するジャミング」を行うケースがある。

こうした行為は無線局の設置とみなされるため総合通信局の許可・陸上特殊無線技士の配置が必要であり、無許可での実行は未遂を含め電波法違反となり処罰の対象となる。

総務省の方針として許可はコンサートホールやそれに順ずる施設に限ることとなっており、特に移動局の許可はほぼ取得できないとしている。

2008年12月、関東総合通信局はATM(現金自動預け払い機)において携帯電話の通話を抑制する無線局を免許した。

これは千葉銀行が振り込め詐欺対策のため試験的に導入した装置に対するものである。

バチカン市国では、2005年以降のコンクラーヴェにおいて、社会のIT化や携帯電話の小型軽量化・Twitter・盗聴技術の発達などの理由から、聖マルタの家とシスティーナ礼拝堂において、コンクラーベ史上初めて強力なジャミングによる情報統制が行われた。

これ以降、2013年のコンクラーヴェでも強力なジャミングが実施されており、そのジャミングの強さは携帯電話のみならず、放送電波まで切断する程の影響を与える強さである。

中華人民共和国の全国普通高等学校招生入学考試(いわゆる大学入試試験)では、無線通信装置を使ったカンニング防止のために「試験会場全体に対するジャミング」を実施している。


脚注[編集]

^ デビッド・アダミー 『電子戦の技術 基礎編』 東京電機大学出版局、2013年。ISBN 978-4501329402。

^ “携帯電話抑止装置 テレ・ポーズSP”. マクロスジャパン.2011年7月18日閲覧。

^ 携帯電話の通話を抑止する実験試験局を免許(総務省関東総合通信局)

^ “情報時代の法王庁:ジャミングと絵文字ツイート”.Wired.jp. (2013年3月14日) 2013年3月14日閲覧。


外部リンク[編集]

一般財団法人VCCI協会(旧・情報処理装置等電波障害自主規制協議会)

携帯電話抑止装置 テレ・ポーズSP


関連項目[編集]

地下放送

海賊放送

国際放送

対日有害活動

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放送
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