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「#雪男」の正体はクマ(ヤギ)、毛髪から採取のDNAで判明 - ライブドア
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ヒマラヤ山脈の雪男の正体に関して、研究結果が英学術誌に掲載された
雪男が残した体毛のDNAから、雪男の正体はクマもしくはヤギだと判明
体毛資料から、遺伝子配列の解析を行い判明したという
AFPBB News 2014年07月02日14時06分
「雪男」の正体はクマ、毛髪から採取のDNAで判明
写真拡大 ヒマラヤ(Himalaya)山脈のダウラギリ(Dhaulagiri)山(2010年10月24日撮影、資料写真)。
(c)AFP=時事/AFPBB News 【AFP=時事】ヒマラヤ山脈(Himalayas)の「雪男(イエティ)」が残したとされる体毛の正体は、実はクマもしくはヤギの体毛だった──このような研究結果が、英学術専門誌の英国王立協会紀要(Proceedings of the Royal Society B)に掲載された。
研究では、「異例な霊長類」のものとされる複数の体毛試料から採取したDNAが調べられたという。
イエティをはじめとする未確認生物については、ネアンデルタール人(Neanderthals)の生き残り説をはじめ、人類系統樹からの分科説や大型類人猿のギガントピテクス(学名:Gigantopithecus)説などがある。
英オックスフォード大学(Oxford University)のブライアン・サイクス(Bryan Sykes)教授(遺伝学)が率いた研究チームは2012年5月、複数の博物館や個人収集家から「異例な霊長類」のものとされる体毛試料の提供を呼び掛け、遺伝子配列の解析が可能な30件を入手した。
そのうち3件はイエティものとされた。
研究の結果、イエティものとされた3件のうち1件はスマトラカモシカ(学名:Capricornis sumatraensis)と呼ばれる東南アジア(フィリピン)のヤギのものであることがわかった。
残り2件はインドのラダック(Ladakh)とブータンからのもので、ホッキョクグマ(学名:Ursus maritimus)のDNAとの興味深い関連が確認された。
これらについては、ホッキョクグマの遠い祖先に由来するものか、またはヒグマとの交配があった可能性が示されているという。
研究ではまた「ビッグフット(Big Foot)」のものとされる毛髪試料18件についても、アメリカクロクマ、アライグマ、乳牛からヤマアラシ、オオカミ、コヨーテ、犬といった広範囲の動物のものであることが明らかになっている。
中でも注目されたのは、米テキサス(Texas)州から入手したビッグフットの体毛房だったが、これは毛深い人間のもので、その遺伝子の適合から欧州地域の人間のものであると判断された。
論文の筆者らは、未確認生物の存在を信じる人々やグループに対し、主張する内容を支えるためには、より納得力のある証拠を提示する必要があると指摘する。
「研究は、『異例な霊長類』試料の種同定をめぐる長年の不明確さに終止符を打つもので、今後の主張でも判断の元となる厳格な基準を打ち立てるものだ」
【翻訳編集】AFPBB News
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