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3. Saturday Night Live, SNL

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SNL Digital Short[編集]

シーズン31以降に行われている。基本的にホストまたは音楽ゲスト(あるいは両方とも)が出演する、音楽を主体としたショートコント。

後述のコンシューマ用デジタル一眼レフカメラで撮影され、コンピュータ上で編集されている[3]。


制作環境・設備[編集]

スタジオがあるGEビルディング


スタジオ[編集]

収録はニューヨークのGEビルディング(30ロックフェラープラザ、30 Rock)にあるNBCスタジオのスタジオ8H(8階と9階)で収録されている。

このスタジオはもともと、アルトゥーロ・トスカニーニおよびNBC交響楽団向けにラジオ収録用のステージが設けられていた。

このため構造上、一部の観客はコントを見る際に死角が生じてしまっている。

その一方でNBCによれば、音響面においては完璧な構造であるという。

観覧希望者はNBCのホームページから応募し、抽選で招待される。

シーズンが中断していた2005年夏には、スタジオ8Hの改修を実施。

第31シーズン開始の2005年10月から、ハイビジョン放送での制作・放送を開始した(同時にアナログ放送での画面はレターボックス化された)。

1976年 - 1977年のシーズンでは最初の数回を、ブルックリンの旧NBCスタジオから放送した。

これはスタジオ8Hが当時、アメリカ大統領選挙報道のためNBCニュースが使用していたことに伴う措置であった。

番組のコマーシャルと本編の間には、出演者の静止画である「コマーシャル・バンパー」が映される。

ここで映されるホストの写真は、音楽ゲストがリハーサルを行っている最中に、専門のカメラマンがスタジオ内で撮影したポートレートを使用している。

なお、ライターやプロデューサー、その他のスタッフのオフィスは17階に所在している。


ポストプロダクション[編集]

番組中で使用される音楽は、生放送で演奏される楽曲のほか、VTRでの音楽や効果音、事前に収録されたナレーションなどを、ミキシングスタッフの代表者が構成している。

これらすべての音楽・音声はデジタル保存され、番組内で活用されることとなる。

事前に、コマーシャルのパロディやコントなどを収録するシステムは、1998年にアナログからデジタルへおおよそ移行された。

収録されるデータは、音響や5台のカメラによって映される映像で構成されるが、その容量は1.5テラバイトにものぼる。

これら収録されたデータは、制作会社であるブロードウェイ・ビデオの施設に保管される。


機材[編集]

スタジオ8Hにある制作機材は、NBCプロダクション・サービスによって管理されている。

ビデオカメラは、ソニー製CCDビデオカメラ「BVP-700」を4台、同じくソニー製ハンドヘルドカメラ「BVP-750」を2台使用しており、どちらもヴィンテンのカメラスタンドを使用している。

デジタルおよびアナログ・ビデオ・レコーダーとしては、グラスバレー製デジタル・コンポーネント・プロダクション・スイッチャー「GVG 4000-3」と、デジタル・コンポーネント・ルーティング・スイッチャー「GVG 7000」を使用しており、副調整室へ映像を送出している。

コンピュータ・グラフィックについては、カイロン製「Infinity Character Generator」とクウォンテル製のピクチャーボックスを使用している。

音響機材としては、カルレック製のデジタル制御アナログ・ミキシング・コンソールであるTシリーズや、テープ再生のサポートなどにはヤマハ製デジタル・ミキシング・コンソールを使用している。

なお、2009年の第35シーズンから使われているオープニング映像では、デジタル一眼レフカメラで撮影されたカットを使用しており、それらはキヤノン製「EOS 5D Mark II」や、同じくキヤノン製「EOS 7D」が用いられた。


制作過程[編集]

以下の製作過程は、SNLの前ヘッドライター(主任放送作家)でキャストでもあったティナ・フェイの2000年と2004年のインタビューに基づく。

月曜日:

オープニングコントと番組の大まかな流れを決める為のミーティングから始まり、ローン・マイケルズとホストによるミーティングが始まる。

正式名称は"ホスト打ち合わせ(The Host Meeting)"であるが、放送作家と出演者は"ピッチミーティング(The Pitch Meeting:意見交換会)"と呼んでいる。

ホストは一週間を通して打ち合わせに参加し、放送される内容について意見する。

火曜日:

火曜の夜から水曜の朝までに40から50の台本が書かれるが、大半は放送されることなくお蔵入りする。

放送作家は自分の台本が出来上がると、他の放送作家のアシストに回る。

その間に、ローン・マイケルズは音楽ゲストとピッチミーティングを開き、演奏曲目(2 - 3曲)を決める。

水曜日:

出演者、放送作家、プロデューサー、ローン・マイケルズ、そしてホストによって全ての台本が読み合わされる。

この読み合わせは通常午後から始まり2時間半から3時間で終了する。

読み合わせが終わると、ヘッドライターとプロデューサーはどの台本を実際に演じるかを決めるが、最終決定権はローン・マイケルズとホストにある。

木曜日:

放送作家が候補に残った台本を一字一句チェックし、一部の台本は書き直して完成度を高める事もある。

「Weekend Update」のスタッフはこの時点から集まり、放送作家が選んだその週のニュースについて検討を始める。

スタッフも合流し、音楽ゲストの演奏や、メインとなる長尺コントのリハーサルを行う。

ホストと音楽ゲストがコマーシャル・バンパーの写真を2から4バージョン撮影する。

金曜日:

この時点で演じられるコントが確定し、それぞれのコントを担当する放送作家はプロデューサーとして指揮を執り、大道具や衣装係、音響担当者等と製作を進める。

コントに使われるオリジナルの楽曲のレコーディングも行われる。

リハーサル中のメインステージの様子

土曜日:

午前中:サタデーナイトライブバンドがリハーサルを行う。

13時 - :まだまだ完成とは程遠い状態であるが、小道具を用いながらの通しリハーサルが行われる(ローン・マイケルズも立ち会って内容をチェックする)。

20時 - 22時:スタジオの観客の前でドレスリハーサルを行い、さらに約20分の内容が削除される。

22時 - 本番:ローン・マイケルズはドレスリハーサル中の観客の反応を直接観察し、ホストとヘッドライターの意見を聞いた上で最後の手直しを行う。

出演者はドレスリハーサル後の変更点について説明を受け、完成版のコントの概要がローン・マイケルズのオフィスの前にある掲示板に貼り出される。

本番後はニューヨークのナイトクラブでパーティーが開かれ、関係者やホスト、音楽ゲストが招かれる。

収録の進捗状況は常に掲示板上で調整される。

コントや番組進行はインデックスカードにされ、進行順に掲示板上に配置される。

進行順の決定に際しては、内容、カメラ配置、出演者のスケジュール等の制作上の制約事項が考慮されている。

カットされてしまったコントはボードの隅に取って置かれる。

放送が近づくにつれて、作家やプロデューサーは自分の担当パートどうなっているのかを掲示板を見る事でチェックする。

2004年10月にCBSの『60 Minutes』にて製作現場が取材された。

この中では、本番までの一週間で、沢山の長時間に渡る白熱したミーティングを経て台本が作り上げられていく様子が放映された。

また、ホストは自身が出演するコントについて、深く関与していることも紹介された。


放送体制[編集]

放送時間[編集]

番組は東部標準時の23時29分30秒から、中部標準時の地域では22時29分30秒から生放送される。

山岳部標準時の地域と太平洋標準時の地域では、通常未編集のまま23時29分30秒から録画放送される。

なお山岳部標準時の地域であっても、カンザス州のKSNG局とKSNK局では例外として、山岳部標準時の21時29分30秒から生放送される。


録画放送[編集]

番組は1年を通じて毎週放送されるが、生放送されるのは9月から5月のシーズン中のみであり、シーズンが終わる6月から8月の間は視聴率の良かった回を中心に再放送される。

シーズン中も月に1回程度、同枠で再放送が行われる。

再放送される場合には検閲により、一部がカットされたり差し替えられることがある。

また、ケーブルテレビのコメディ・セントラルやE!では60分バージョンとして再放送されている。


検閲[編集]

1992年11月21日、ウェインズ・ワールドのコントで、チェルシー・クリントン(ビル・クリントン大統領の娘で、当時12歳)を性的な内容でからかうシーンがあった。

このシーンは再放送からはカットされている。

1998年3月に放送されたRobert Smigelのアニメも再放送でカットされている(ローン・マイケルズが「愉快な物ではない」としてカットを要求した)。

この時の内容は「メディアが営利企業の傘下に入り支配される問題」を痛烈に批判した物であり、NBCがGE/ウェスティングハウス社の傘下にある事が影響している。

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