主な出来事[編集]
フェースブックによるキャンペーン[編集]
2010年5月8日の放送ではベティ・ホワイトがホストを務め、88歳6ヶ月で最年長ホスト記録を樹立した。
これはフェースブック上で起こった「ベティ・ホワイトをSNLホストにしよう」キャンペーンの結果である(2010年のスーパーボウルで流れたスニッカーズの特別CMに、ベティ・ホワイトが出演したことがきっかけ)。
オープニングモノローグでは、「ここに立っているのは色々な人のお陰ですが、特にフェースブックにお礼を言いたい。実はフェースブックがどんな物か知らなかったのですが、今は分かります。
物凄く時間を無駄にする行為のことですね」とジョークを飛ばしていた。
エンディングでは日付が変わり母の日になったことから、レギュラーメンバーがカーネーションを渡す演出があった。
アシュリー・シンプソン事件[編集]
詳細は「アシュリー・シンプソン」を参照
2004年10月23日にアシュリー・シンプソンが音楽ゲストで出演したが、2曲目の前奏中にマイクを離しているにも関わらず"1曲目の"歌声が流れてしまい、口パクが発覚した。 彼女はすかさず踊って誤魔化そうとしたが、曲の途中でステージから離れた。
エンディングでホストのジュード・ロウと共に現れ、「バンドが間違った曲を演奏したのでどうしたら良いか分からなくなって、踊った」と謝罪した。
2010年3月13日にジュード・ロウが再びホストを務めたが、オープニングモノローグで「前回出演した時の音楽ゲストはアシュリー・シンプソンだったけど、彼女は凄く良かったよ。」と述べた。
しかし、この時「彼女は凄く良かったよ」の部分は口パクでスピーカーから流れていた。
シネイド・オコナー事件[編集]
1992年10月3日にシネイド・オコナーが音楽ゲストとして出演した際、彼女はボブ・マーリーの"War"をアカペラで披露したが、意図的に"racism(人種差別)"という歌詞を"child abuse(小児虐待)"に変えて歌った。
これは、ローマカトリック教会での性的虐待に対する抗議であった。
そして、歌詞の "evil(悪人)"という箇所を歌う時に法王ヨハネパウロ2世の写真をカメラに向けて破り、"Fight the real enemy(真の敵と戦え)"と言いながらカメラに投げつけた。
SNL側はこの行為を事前に知らされていなかった。
2010年現在もNBCは、再放送時にこの箇所をリハーサル時の映像に差し替えて放送している。
このリハーサル修正版の映像は再放送(60分バージョン)で見ることができるが、オリジナルバージョンは"SNL DVD special Saturday Night Live- 25 Years of Music"にてローン・マイケルズの解説付きで見ることが可能である。
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン事件[編集]
1996年4月13日にレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン(以後RATM)が音楽ゲストで出演し、2曲を披露する予定だった。
この時のホストは前共和党大統領候補で資産家のスティーブ・フォーブスであったが、RATMは彼の言動に抗議するために2本の星条旗をギターアンプから逆さまに吊るして演奏することにした。
ギタリストのトム・モレロによると、「資産家がジョークを言いながら持論の一律課税をアピールしている事に対して抗議したかった」という。
ところが1曲目を演奏する直前に、SNLとNBCはスタッフをステージに入れ、逆さまの星条旗を下ろさせた。
そして、演奏中であるのにも関わらず警備員がRATMをスタジオから追い出した。
報道によれば、ベーシストのティム・コマーフォードはその後フォーブスの控え室に突入し、切り裂いた星条旗を投げつけた。
モレロによると、(名前はこそ伏せたものの)「SNLのメンバーやスタッフは我々の行動に共感し、SNLがRATMのパフォーマンスを検閲した事を恥じていた」という。
映画[編集]
『ブルース・ブラザース』(1980年)を最大の成功作として、初期の頃から番組のコーナーなどをベースとした映画が数多く制作された。
しかしながら、『ブルース・ブラザース』以降は、ローン・マイケルズの制作会社であるブロードウェイ・ビデオが制作した『ウェインズ・ワールド』(1992年)まで、興行的に成功するものがなかなか出なかった。
『ウェインズ・ワールド』の成功以降、1970年代の人気キャラクターである『コーン・ヘッズ』(1993年)の映画化など積極的な展開を見せているが、必ずしも順調な成績を上げているものではない。
日本においては、キャラクターになじみがないため、『ブルース・ブラザース』を除いては、ほとんど話題にならず、例外的に一般公開された『ウェインズ・ワールド』も興行的に成功しなかった。
その他の作品は、字幕入りビデオやDVDの発売も一部にとどまっている現状である。