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Channel: 神海(シンカイ)‐ハルノウミナナキソナキソ…arena8order 慧會隴
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3. 高橋留美子原作の漫画『犬夜叉』に登場する人物の一覧

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犬夜叉の登場人物


奈落一派[編集]

奈落やその分身、奈落に協調する者たち。

四魂の玉の完成を目指し陰謀、殺戮の限りを尽くす。

表面には出さないものの、そのほとんどが首魁である奈落への忠誠心を持たない。

奈落の分身達は誕生順に兄弟姉妹の関係にあり、初期の分身は兄弟姉妹としての認識が特に顕著である。

長子は神無で、末弟は最終的に夢幻の白夜となった。

奥義皆伝では分身同士は兄弟姉妹の血縁者として一括りにされているが、なぜか生みの親である奈落のみ血縁者の記述がない。

高橋留美子は、悟心鬼を除く奈落の分身が美形揃いであると言及している。

神楽の扇や神無の鏡などは全て奈落が渡したもの。

また、分身の持ち物自体は普通の品で、扇や鏡自体に特殊な能力はないとしている。


奈落(ならく)

声 -家中宏(未変化)→森川智之(人見蔭刀)

浅ましい心をもった鬼蜘蛛という名の野盗をつなぎに、無数の妖怪が寄り集まってできた半妖である妖怪の集合体[5]。

半妖でありながら妖怪をも凌ぐほどの邪気と妖力を持つ。

人見蔭刀の姿の一人称は「わし」、未変化状態の一人称は「我」。

50年前に犬夜叉と桔梗を憎み合わせ、死に追いやった張本人。

自分の存在を危惧して滅そうとした弥勒の祖父と戦い、代々受け継がれる風穴の呪いをかけた。

50年後は再び世に現れた四魂の玉のかけらを集め始め、50年前の事件の真相を知った犬夜叉たちと対立する。

姿を変化させる能力があり、作中ではとある城の城主・人見蔭刀の姿を仮り、成り代わっている。

妖怪の姿になることもできるが人間の姿を好み、弥勒の祖父との最後の戦いでは美女の姿をしていた。

アニメでは奈落の化けた蔭刀の瞳はアイシャドウが入る。

姿を変えるのには時間がかかり、その間は妖力が格段に落ちる。

初期は狒々の皮を被って姿を隠すことが多かった。

年齢は人間換算23歳、身長は180.6cmで、人見蔭刀と入れ替わる前は少し身長が低い。

鬼蜘蛛の感情を受け継いでおり桔梗を愛しているが、同時に鬼蜘蛛に取りついた妖怪が持っていた桔梗への憎悪や殺意も併せ持っており、2つの相容れぬ感情に苦悩する。

直接の戦闘よりも人の弱みに付け込む卑劣な策略を好み、性格は冷酷。

人と人との絆を呪い引き裂く、それが奈落の行動概念である。

しかしそれは奈落が絆の大切さ、そしてそれを失う苦しみを知っているという証明でもあった。

琥珀を利用して珊瑚に鉄砕牙を持ってこさせ、犬夜叉一行を殺そうとするが、かごめの反撃で体を砕かれ、以降はかごめの霊力に恐怖を抱くようになる。

桔梗から四魂のかけらをもらった後は神無や神楽などの分身を作ることが可能になった。

犬夜叉に赤い鉄砕牙で結界を斬られた後は白霊山に身を隠し、傭兵として七人隊を復活させ、その間に白霊山にて熟成、新生奈落としてパワーアップを遂げる。

新生後は、相手の妖気の攻撃を返したり粉々に粉砕されても僅かな肉片からその場で再生できるようになり無敵に近い存在となる。

またその際に桔梗を慕う鬼蜘蛛の心を捨てることにも成功した。

その際、自らの弱点である心臓を持たせた赤子を排出、赤子を誘導して「鎧」である魍魎丸を作らせ、その鎧を奪い取る。

再び白霊山に戻り、人間の負の心を取り戻した奈落は桔梗に致命傷を負わせる。

その後、鋼牙と琥珀の四魂のかけらを奪って四魂の玉を完成させ巨大な蜘蛛になり(本体は今までの人間体で最奥部に潜む)、りんを人質にし、犬夜叉、殺生丸らに最後の勝負を挑む。

かごめに心の迷いを追及され動揺するが、犬夜叉達に追い詰められながらも玉と融合し不気味な姿へ変貌し戦い続け、最後は四魂の玉に四魂の玉自身の望みを願わされ死亡した。

玉の願いによってかごめと永遠に戦うため四魂の玉の内部に取り込まれていたが、正しい願いによる玉の消滅に伴い、奈落も完全に消滅した。

完結編では、四魂の玉の内部の奈落が安らぎを感じ成仏する過程が描かれた。

声優は誰の姿も借りていない未変化状態を家中宏が担当、人見蔭刀の姿を借りた奈落を森川智之が担当と区別している。

無印アニメでは稀に未変化状態を森川が担当するなど混同されていたが、完結編ではしっかりと区別されている。


瘴気

全身からの妖怪の毒気で周りの物全てを融解させる技。主に牽制や逃亡用にも使用した。


幻影殺(げんえいさつ)

相手の心の最も弱い部分の幻を見せながら敵を蔦で絞め殺す技。

四魂の玉のかけらや強い霊力のあるものには無効化される。


巫蠱の術(ふこのじゅつ)

かごめに砕かれた肉体を再生させるために使った妖術。

岩山に数多の妖怪を閉じ込めて殺し合わせ、生き残った一匹の鬼妖怪・蠱毒を新しい肉体にした。


傀儡の術(くぐつのじゅつ)

自身の髪の毛を巻きつけた土くれで作った人形を操る妖術。

狒々の皮を被った人形は触手攻撃や瘴気を操る。奈落本体と視界を共有しており、傀儡の本体である木の人形がダメージをうけると消滅する。


金剛槍破(こんごうそうは)

犬夜叉のものとは違い瘴気を纏っており融解作用を持つ。


瘴気の玉

最終形態のみ使用。

超速かつ不規則な動きの高濃度の瘴気を自在に操る。


第二妖怪・神楽(かぐら)

声 -大神いずみ

奈落が生み出した「風」の分身。

人間換算年齢17歳。

神無の妹で、他の分身たちの姉。

若い女性の姿をしており蓮っ葉な口調で喋る。

扇子で風を操る風使いで、カマイタチで切り裂く風刃の舞(ふうじんのまい)・竜巻で突き刺す竜蛇の舞(りゅうじゃのまい)・死体を操る屍舞(しかばねまい)などの技を使う。

術で大きくした羽根に乗って、空を飛ぶこともできる。

風のように自由に生きたいと考えており、奈落からの離反を幾度も企図するが、彼女の心臓は奈落の手中にあり命を握られている状態であるため、奈落には嫌々従っている(奈落が死んだ場合は、心臓が本人のもとに戻るようになっている)。

そのため奈落打倒の計略を何度も廻らし、奈落を殺す算段がつくと度々殺生丸を頼っていた。

犬夜叉が朔の日に妖力を失うことを知っても、それを奈落に報告しなかった。

後に魍魎丸の陰謀に気付き、琥珀を逃がすと同時に奈落一味から離脱する。

白童子との死闘の末、奈落に心臓を返してもらうも、同時に瘴気を注ぎ込まれ、最期は殺生丸に看取られながら風となって消えていった。

殺生丸が天生牙で助けようとした数少ない人物の一人。


第一妖怪・神無(かんな)

声 -ゆかな

奈落が生み出した最初の分身で、神楽や他の分身たちの姉。

「無」の分身。

人間換算年齢10歳。

妖気も気配も匂いも無く、妖気がないという性質から妖怪を滅する清浄な結界の中も自由に行き来ができる。

見た目は幼い少女の姿。

口数が少なく奈落に対して非常に従順で、他の分身たちとはかなり掛け離れている。

いつも大きな鏡・死鏡(しかがみ)を抱えている。

その鏡は魂を吸い取り、また攻撃を跳ね返す能力を持っているが、魂の容量には限りがありかごめの魂は吸い切れなかった。

奈落を裏切り、魍魎丸に寝返ったようなそぶりを見せていたが、それすらも奈落の策略であった。

心や感覚もなく、恐れも痛みも悲しみも、相手の行動の意味すら理解できないと称されている。

その一方で、自分の側を吹き抜けた風に亡き神楽を思い浮かべたり、アニメでは神楽が亡くなった花畑に赴いて彼女の扇子を拾い、それを湖に水葬するなど、最も長い付き合いであった妹の死を悼んでいた。

内心では自由を渇望していた様子。

その後奈落の命令で鏡を開放させ、犬夜叉と戦った。

犬夜叉は傷ついて無力になった神無にとどめを刺そうとはしなかったが、結局奈落の力によって自爆させられ消滅した。

最期はかごめに「光が奈落を殺す」という言葉を残し、汚れた四魂の玉の中にある一点の光を見せた。

アニメでは劇場版以降、よく短歌を詠む。


鏡の妖

神無が死鏡を解放することで発生する巨大の武者のような妖。

見たものをそっくりそのまま写し取り相手の力を奪い取ることができる。

体の中央にある斬撃を発生させる空洞は神無があらゆる位置に発生させる「鏡の影」とつながっており、神無と連携することで敵を逃がさずに斬撃を与え続けることができる。

妖の受けた傷は全て使い手の神無が負う。

アニメでは神無のために花を摘むなど神無と独立した意識を持つ描写がなされた。


最猛勝(さいみょうしょう)

奈落が居る場所に現れる、無数の地獄の毒虫。スズメバチに似た姿をしている。

主に弥勒の風穴を封じるのに使われる他、スパイ、物品運搬など、奈落の手先となり働く。


第三妖怪・悟心鬼(ごしんき)

声 -佐藤正治

奈落が放った「心」を読む分身。

神楽を姉上と呼んでいるが、本人がいない時には呼び捨てにし、内心では2人の姉を自分が生まれるまでの前座に過ぎなかったとして見下している。

人の心を読む能力があるため相手の行動を予見し先回りして戦うことができる。

悟心鬼の読心は相手が今考えている事柄を読み取る能力であり、赤子と白童子と違い心の深淵を覗く力はないが、相手を見るだけで心が読める部分では勝っている。

鉄砕牙を噛み砕き、犬夜叉を追い詰めたが、犬夜叉が妖怪に変化(へんげ)し、引き裂かれてしまった。

なお、首を飛ばされた悟心鬼の牙は天生牙で甦った後、殺生丸の依頼により、灰刃坊が闘鬼神という刀に仕立てた。


第五妖怪・獣郎丸(じゅうろうまる)/第四妖怪・影郎丸(かげろうまる)

声 - 共に山崎たくみ

奈落が生み出した双子の分身。

二体とも同じ顔をしている。

獣郎丸は「獣」のように言葉も喋らず闘争本能しかない。

奈落の壷の中で生まれた途端に奈落の首をはね落とす凶暴な性格。

獣郎丸は同じ壺から生まれた影郎丸の言うことしか聞かない。

獣郎丸を「影」で操っているのが小さく、カマキリのような腕と回虫のような体をした影郎丸。

普段は獣郎丸の体内に隠れている。

獣郎丸が一切喋らないが、影郎丸はそれを補うが如くよく喋る。

双方共に鋼牙を上回る戦闘速度を誇り、地中に潜って奇襲をかけることもできる。

犬夜叉と鋼牙の共闘によりまとめて倒される。


巨大死魂虫(きょだいしにだまちゅう)

奈落が桔梗を始末するために送りつけた妖怪。

桔梗の死魂を奪って消そうとするが、駆けつけてきた犬夜叉に倒された。


無双(むそう)

声 -家中宏

奈落が、桔梗を慕う鬼蜘蛛の心を捨てようとして切り捨てた肉塊が人型の妖怪となった。

鬼蜘蛛の心が不完全な形で出された姿。

鬼蜘蛛としての記憶も、奈落の分身としての自覚も無かったが、かごめの姿を見たことをきっかけに記憶を取り戻す。

顔が無く、「無双」という僧侶(声 -杉田智和)から顔の皮と名前を奪った。

意識は鬼蜘蛛そのものであるため、性格は極めて残虐。

奈落と同様、粉々に粉砕されても心臓を中心に再び一つに結集して再生し、また体の一部を変形させて武器にする能力を持つ。

変化後のモチーフは蠍。

自分を“つなぎ”として利用していた奈落を嫌う。

奈落の体はまだつなぎとしての鬼蜘蛛を必要としていたため、再び奈落に取り込まれた。

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